【2018年】ママ薬剤師さんのお悩み『時短勤務』の最新求人事情

こんにちは。ヤクジョのキャリアコンサルタント岩崎です。

最近お仕事探しで「ヤクジョ」にご登録頂く薬剤師さんで、時短勤務パートを希望される方が増えています。

転職のご希望で多い条件は、

• できるだけ家の近くで働きたい
• 午前中だけ、または17：00までの勤務
• 土日祝が旦那様に合わせてお休み
• 残業なし

この条件を希望するのは主に、子育て中の30代～40代のママさん薬剤師の方です。

他にも、親御さんの介護がある方など、様々な事情をお持ちの薬剤師が時短勤務を希望されます。今回はそんな、人気の時短勤務の近況についてまとめました。

時短勤務制度とは？

「時間の短い勤務がしたい！」という世の中のニーズに応える形で、平成21年に「短時間勤務制度」という法律ができました。

改正育児・介護休業法で定められたこの法律は、常時雇用する労働者が101人以上の企業で義務付けられています。（100人以下の企業は努力義務）

対象企業には3つの制度の導入が義務づけられています。

• 短時間勤務制度、1日6時間での勤務
• 所定外労働の制限で残業の免除
• 介護休暇で、介護の必要がある日について仕事を休める制度

この制度はどのような人が受けることができるのでしょうか？

「1年以上雇用されている有期雇用契約で働いている人、時間給契約のパートタイマーで、1日6時間を超える所定労働時間で週3日以上の所定労働日がある人」です。

時短勤務は改正育児・介護休業法で制定されているので、正社員でもパートでも条件を満たせば受けることが可能です。

また、短縮された時間に対する給料は、法律で保障されないことです。なので、働いていない時間分の賃金の支払いや、賞与、退職金の勤続勤務年数の算定などは会社の判断になります。

時短勤務で給与が減ると、社会保険料の支払いが少なくなり、年金の受け取り金額が減ってしまいますよね。

実はこちらはソンをしない為の制度があります。改正育児・介護休業法に基づく時短勤務では、特例措置があり、実際に払う保険料が下がっても、以前払っていた金額と同じ金額を払ったとみなされます。つまり年金受給額が減らずに済みます。

時短勤務で薬剤師に１番人気の時間帯

時短勤務を希望する薬剤師から、1番ご要望の多い勤務時間帯は10：00～14：00です。保育園や幼稚園へ子供を送ってからお迎えに行くまで働きたいという希望です。

一般的に幼稚園は9:00、保育園は8:30に登園になるため、子育て中の薬剤師にとっては9時出勤ではなく10時出勤が望ましいのです。

しかし、採用する側の薬局は9：00オープンのところが多いです。ここでミスマッチが発生します。

また、大手薬局チェーンでは既に時短勤務で働いている社員が多いので、新たに時短勤務の薬剤師を採用するのが困難というケースが多いです。

時短勤務に理解のある調剤薬局の見つけ方

あなたが時短勤務を希望するのなら、「内部の理解」がPOINTです。

いざ転職して、働き出してみたら実は急な休みのとりずらい雰囲気だったり、子育てや介護に理解のない職場だと気まづい空気になってしまいます。
働きずらい環境の職場に転職しても、ストレスが溜まってしまい長続きしないですよね。

なので、時短勤務の求人を探す場合は、経営者が子育て支援をする考えを持っていたり、店舗内に子育てや介護経験のある人がいたり、スタッフ間が仲が良く協力体制のある薬局がオススメです。

時短勤務に理解のある職場を見つけるには、転職支援サイトに登録をしてキャリアコンサルタントに聞くのが一番です。実際に薬局まで足を運んでいるキャリアコンサルタントに、オーナーや現場の方針について聞いておくと安心です。

また、空いている日・空いている時間だけ働ける『単発派遣』という求人もあります。

また、一刻も早く時短勤務で働きたいという場合は、ある程度の条件を譲るのも一つの手です。時給の条件を下げる、働く場所の距離を少し広げる、土日のどこかで1日入るなど、薬局側の要望にあわせて条件を譲ることで採用の確率がぐっと上がります。私たちヤクジョのキャリアコンサルタントは、薬剤師のご要望を踏まえて薬局側と粘り強く交渉しますので、言いづらいこともあるとは思いますがご事情などを相談頂けましたら幸いです。

長期戦にはなりますが一度ご登録しご相談して頂ければ、求人がWEBや市場に出る前に『空きが出るタイミングで知る』こともできます。私たちヤクジョでは、あなたの希望するエリアの調剤薬局のから関係性をしっかりと築いている薬局に確認と相談をし、最新の求人状況をお伝えすることが可能なので、一人で悩まずまずはお気軽にご相談いただければと思います。