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2018年現在調剤薬局の薬剤師の募集状況は気になりますよね。

エリアにより以前より充足気味、年収が上がらない等の声もよく聞くようになってきているのではないでしょうか。

急募案件は随時出てきますが、好条件の求人は2週間程度でもすぐに埋まってしまうことも多く、応募して頂いている間に充足してしまうこともあります。

求人を探している方ももちろん「今より良い求人があれば転職したい」と思いますが、

調剤薬局側も人が足りてきているので以前よりシビアに選んで採用することが増えてきています。

求人掲載をするほど急募はしていないけれど、薬局に訪問しお話をしている中で「薬局に該当する良い人がいれば」募集しているとお伺いすることもあります。

 

 経験にもよりますが、東京都付近では常勤の勤務で500万程度、管理薬剤師で550万~(+残業)といった求人が2018年現在の調剤薬局での薬剤師年収の目安として増えてきているように感じます。

もちろん急募であれば600万円代の管理薬剤師求人もありますが、あったとしても何人も応募がありすぐに埋まるということが多いので、絶対に希望エリアで探したいとなると待ち続けないとなかなか出会えない求人になりつつあります。

それでも良い人であれば薬局側も、給与も考慮してくれるところもあります。

では、調剤薬局に採用・評価がされやすい「調剤薬局の思う良い人」とはどんな人なのでしょうか?

今回は、薬局に実際に足を運んでいる「ヤクジョ」のコンサルタント達が考える2018年現在のリアルな声、「今後必要とされる薬剤師」についてまとめます。

調剤薬局が求める条件とは

こちらは色々な調剤薬局から実際によく聞く話なので、リアルな話にはなります。
まずは必要とされるスキルからですが、中途採用で期待されるところは、やはり1番は即戦力としての活躍。

  • 調剤薬局での実務経験

最近まで働いていた実務経験になります。
経験科目が少ない場合は避けるより勉強するという姿勢が良いと思います。

それ以外にはある程度の年数働いていれば、

  • 認定薬剤師の収得
  • 管理薬剤師経験や管理経験
  • 残業可能
  • 在宅経験あり
  • 他資格の収得

なども求められています。

特に30~40代のこれから会社の軸になって長く働いてくれる人を募集しているところが多いです。

もちろん未経験・ブランク有りでも求人が無いわけではありません。

スキルだけではではない条件として求められているところですと、

  • 遅い時間までの勤務
  • 土曜日勤務可能
  • 人柄
  • 勉強意欲

この部分で求められていることが多いです。

実際に求人を探している方は、土日休み、早い時間までの勤務とのご希望が多いので逆に遅い時間が不足というところが多いです。

薬剤師が調剤薬局に1番求められていること

その中でも一番重要視されているのが人柄の中に含まれる「 コミュニケーション能力 」です。
募集で「 どんな方を求められていますか? 」と聞くと、ほとんどが「 コミュニケーション能力のある方 」との回答が返ってきます。

ざっくりとコミュニケーション能力というと漠然としていますが、求められているコミュニケーション能力としては2つ
・働いている人となじむコミュニケーション力
・患者さんとのコミュニケーション力
ではないでしょうか。

まずは働いている人となじむコミュニケーション力は、
毎日一緒に働く職場の同僚や上司に印象良く思われ、働きやすい環境を自分で作ると言った部分が大切です。
調剤薬局の中の人数は少なくて2、3人~多くて10人程度なので、今いる方の中にいかに上手く溶け込んでいけるかという部分も採用で見られています。
協調性を持って周りに合わせる力も必要かと思います。
また薬局を良くする為に、皆が納得して巻き込んでいけるような自分の意見を伝えていくというコミュニケーション力も必要です。

患者さんとのコミュニケーション力は、薬剤師・医療人としてという部分でのコミュニケーション能力になります。
薬の説明をしっかりと伝えるということだけでなく、病気で訪れている患者さんの気持ちや思いを察して聞き出す力という部分が求められています。

たとえば、薬の粒が大きくて飲み込めないと思っていることを言い出せないなどがあったとしても、会話をするうえで聞き出すことができるかもしれません。
お医者様には言えなかった症状なども、より深く確認することができるかもしれません。

特にこれから日本は超高齢化社会。
地域医療が非常に大切になってくると言われています。
調剤薬局も地域密着の健康相談や、在宅を強化し始めています。
かかりつけ医の流れからかかりつけ薬剤師という言葉も使われていますが、患者さんから「あの薬剤師さんに薬のことを相談してみよう」と言われるような薬剤師というのが理想とされています。

このような流れからも今後更に、
「患者さんの心を聴くことができる薬剤師」
というのが調剤薬局の求めている薬剤師だと、ヤクジョのコンサルタント達は考えています。

説明に命をかけて一生懸命服薬指導をするということは逆にあまり良くないとのことで、
聞くのが上手な人が話すのが上手な人と言うように、聞く姿勢というのが大切というところになりますでしょうか。

これで正解というものも無いので、難しい部分ではありますが、話を聞く姿勢というと、身だしなみや、笑顔や優しい雰囲気、表情やしぐさ、声のトーンや印象の良い話し方という部分からといった部分も大切になってきているのではないでしょうか。

私も日々気をつけないといけないと思っております。

薬剤師が調剤薬局に求められていること(その他)

コミュニケーション能力の次にあげられるのが、「向上心を持ち勉強する意識が高い人」です。
新薬などがどんどん新しく出るので、常に勉強をしていないといけないので、こちらはよく言われます。

今後在宅などの取り組みも増えていくので、疑義照会などお医者さんにこうじゃないかといえるぐらいの知識を持つ人なども求められています。

また患者さんを覚えるということを大切としている調剤薬局もあるので、この患者さんはこの薬を飲んでいるというところまで覚え、飲み合わせなども確認できる人というのを大切にしている薬局もあります。

向上心を持ち勉強する意識が高い人は、自分が何をするべきなのかと、常に上を目指して取り組む姿勢が見られます。
何事にも一生懸命取り組む人、めげない人や失敗も糧にできる人というのは人物評価も高いです。

まとめ
〝2018年の調剤薬局採用〟

調剤経験は大切
コミュニケーション能力は必須
勉強熱心な人が好まれる

色々と書いてきましたが、
一番求められているのはどの仕事でも共通する「 コミュニケーション能力 」です。
志が高い人というのを理想としている薬局が多いですが、経営者や管理薬剤師によっても求めるものは違ってくる部分も
多少あります。
ヤクジョは薬局を訪問し関係性を築いた薬局を紹介しております。条件だけに限らず調剤薬局の理想としている部分もお伺いして来ていますので、薬局の思いを知りたいと思う方、内状を知った上で働きたい方もぜひ一度ご相談下さい。

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