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こんにちは。
筆者は都内の私立大学に通うものですが、薬学部ではありません。ましてや、理系でもありません。文学部生なのですが、薬学部にいる知り合いの方が文系の知り合いより多いのでは…という者です。

そんな私が、知り合いの薬学部生にお話を伺って、「薬学部生がいま、求めていること」「薬学部の現状」をお伝えしたいと思います。

―まず、基本的な質問なんですけど、なぜ薬学部を選んだんですか?

先輩:それは化学が好きだったからかな。あとは、先輩の話を聞いていて、理工学は忙しそうだったから。あとは、やっぱり化学を“専攻”したかった。薬学部だと、「薬剤師」という資格を取れるからだね。

―それでは、医療系にいきたくて、薬学部に入ったわけではない?

先輩:そうだね。特にうちの大学では卒業後薬剤師になる人も少ないし、自分でもいまは薬剤師になろうとは思ってないかな。

―では、実際薬学部で過ごしてみて、以前に自分が抱いていた薬学部のイメージとギャップはありますか。

先輩:ギャップはそんなにないかなあ。さっきも言った通り、やっぱり就職先に薬局を選んでいる人は少ないけれど、それも前から知っていたことだから、ギャップ…はないかなあ。

―私は薬学部の就職先について何も知らないんですけど、やはり、薬剤師にはならなくても薬学系なんですか?

先輩:そうだね。知っている限り、だいたいみんな製薬会社とか、あとは化粧品、その他メーカーって感じかな。開発、する人もいるね。当初は開発にも関わりたいと思っていたけど、難しい、忙しい、という話を聞いて最初に持っていた興味はなくなったかなあ。

―確かに。忙しそう、そして、成果が出るまでに10年、20年かかるっていうところも難しいというか、取っ付きにくいというイメージがありますね。今は何方面に行きたい、という希望はありますか?

先輩:うーん。外資系の製薬会社に行きたいと思っているよ。

―そうなんですね。私のような文系だと、キャンパスで商社系、航空系という企業の説明会が開かれることもあるんですけど、そういうサポートで、学校外でも、学校内でも何か欲しいなと思うものはありますか?

先輩:勉強と実習がやはり忙しいというか、そこで1日が目一杯になって今っていて、自分で就職関係の情報を見つけにいかなきゃいけないんだけど、そこまで追いつく余裕が毎日にない。だから、もうちょっと手軽に情報が手に入ればいいなあと思うかな。

―就職するにあたって学校の勉強以外に何をしておけば良いかとかも私たち文系とはまた違うものもあると思いますし、あとはどんな企業に自分たち薬学部生が求められているのかもよくわからないってことですよね。

先輩:そう、そういうことだね。

―先ほど、もうちょっと手軽に情報が入ればいい。という話が出ましたが、実際にどういうツールがあれば利用したいなど具体的な希望はありますか?

先輩:うーん、やはりネットがいいかな。まとめサイトみたいに、薬学系の就職情報まとめがあったら嬉しいな。

―それだったら、自分でいろんなところにアクセスする時間とかも短縮できますし、いいですよね。

先輩:そう。あとは、国試の情報なんかもあったら嬉しいなあ。って思う。
そうなると、薬学系の就職サイト、ということよりかは、薬学部生のための情報まとめサイト、ってことになるかなあ。

―なるほど。それはみんな欲しいと思ってますよね。

ありがとうございます!

終わりに:
もしかしたら私たちの大学に限ってのことかもしれませんが、文系への就職サポートってキャンパス全体にあって、今日はどんな企業が説明会を開く、ということや大学が開催してくれる対策会のようなものもあります。私は薬学部のキャンパスに行く機会があるのですが、確かにそんなもの見たことがない、そんな気がします。そして、はるかに私たち文系よりも学校にいる時間が実習や授業で長いんですね。その中で、自分から、膨大な情報を見つけに行き、取捨選択する、というのはなかなか困難なことかもしれない、そう思います。
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